創造的であるとはどのような状態を示すのでしょうか?人の創造性に関わる研究は古くからされてきているようですが、今脳科学の進歩により人の創造性に関わる機能は徐々に明らかにされてきています。今回はこれについて少し紹介していこうと思います。
脳は新皮質と古皮質に分けられますが、新皮質は人がもっとも進化させた領域であることは周知であると思います。皮質は領域によって機能分化しているということも一般論となってきていますね。運動の領域、感覚の領域、言語の領域など、様々です。しかし、人が何かをするという時にはこれらの領域は独立して機能するわけではなく、関連性を持ってネットワークとして機能するということが徐々に明らかになってきました。これはconectivityと呼ばれています。
創造性の高い人はこのネットワークの機能の違いがあるのではないかという報告がされています。
この辺の詳細については次回の記事で解説していければと思います。つまり、創造性が高いか低いかというのは脳のネットワークの機能によって決定されるということのようです。これはトレーニングすることによって鍛えることができるものなのでしょうか?はたまた、持って生まれた才能と呼ぶべきものなのでしょうか?その辺をリサーチしながら創造的なリハビリテーションの構築に迫っていきたいと考えています。